振動を抑え、構造物を守る
防振MBM工法は、専用の防振ゴムを用いて振動を効果的に吸収・緩和する高性能な防振システムです。
施工性と耐久性に優れ、建築物や設備の安定性を高めながら、環境にも配慮した信頼性の高い工法として幅広く活用されています。
防振MBM工法の特長
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01
リサイクル素材で実現する、
防振と快適な暮らし使用済みタイヤのゴム分を粉末ゴム化し、板状に成形した特殊防振ゴムをマンション等の建築物基礎下に敷設して地盤との縁を切り、地盤から伝達される交通振動を減衰させる事により建築物に入力される振動を押さえて住環境の向上を図る工法であります。
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02
日本建築センターの審査証明・
特許取得済の信頼性当社は本工法の認証の取得につとめ、平成12年5月 財団法人日本建築センターによる審査証明を取得(審査証明第0002号)致しました。又、特許も取得しました。
(特許第3373834号)
防振MBM工法の施工方法
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01根伐・整地 -
02捨てコンクリート打設 -
03防振ゴム搬入 -
04床面施工 -
05壁面施工 -
06壁面施工
防振MBMの実施例における振動減衰効果
63Hz前後における振動測定結果と減衰量
| 振動測定値 | 実測減衰量 | 設計測定減衰量 | 減衰量比較 設計値-実測 |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 周波数 | 施工前 | 施工後 | ||||
| Z成分 | 50Hz | 63 | 47 | 16 | 6 | -8 |
| 63Hz | 63 | 55 | 8 | 10 | +2 | |
| 80Hz | 73 | 54 | 19 | 15 | -4 | |
| XY成分 | 50Hz | 69 | 40 | 29 | 19 | -10 |
| 63Hz | 65 | 45 | 20 | 22 | +2 | |
| 80Hz | 71 | 42 | 29 | 25 | -4 | |
(dB)
※注)減衰量比較で、マイナスのものは設計値よりも実測値が上回っていることを示す。
防振MBMの仕様
| 形状・寸法 | 幅×長さ×厚さ=1,000×2,000×25mm |
|---|---|
| バネ定数 | 45±10kN/cm |
| 圧縮永久歪み | 25% |
| 引張り強さ | 245N/c㎡以上 |
| 吸水率 | 1.5%以下 |
防振MBMの材料価格
| 材質 | サイズ | 設計価格 |
|---|---|---|
| 防振バラストマット | 25mm×1m×2m | 21,000円/㎡ |
| 発泡ポリエチレン | 50mm×1m×2m | 7,000円/㎡ |
防振MBMの標準施工費
| 部位 | 材質 | 厚み | 設計価格 |
|---|---|---|---|
| 床部 | ゴム | 25mm (25mm板1層) |
6,000円/㎡ |
| 50mm (25mm板2層) |
7,000円/㎡ | ||
| 75mm (25mm板3層) |
12,000円/㎡ | ||
| 壁部 | ゴム | 25mm (25mm板1層) |
11,000円/㎡ |
| 50mm (25mm板2層) |
14,000円/㎡ | ||
| 75mm (25mm板3層) |
18,000円/㎡ | ||
| 発泡 ポリエチレン |
50mm (50mm板1層) |
6,000円/㎡ |
施工費は、GLよりの深さ等々により変わってきます。