防振ゴム防振ＭＢＭ工法

交通振動低減のために”基礎部に防振ゴム”を敷設する画期的工法を開発

特長

  • 廃タイヤのゴム分を粉末ゴム化し、板状に成形した特殊防振ゴムをマンション等の建築物基礎下に敷設して地盤との縁を切り、 地盤から伝達される交通振動を減衰させる事により建築物に入力される振動を押さえて住環境の向上を図る工法であります。
  • 当社は真柄建設株式会社殿と共同で本工法の認証の取得につとめ、平成１２年５月財団法人日本建築センターによる 審査証明を取得（審査証明第０００２号）致しました。又、特許も取得しました。（特許第３３７３８３４号）

施工方法

実績

施工実績
年月 建設名称 建築場所 施工 設計 建築用途 延べ面積 振動発生源
H12. 4 Ｓ府中宮西 東京都府中市 Ｍ建設 Ｍ建設 共同住宅 2,681m2 ＪＲ武蔵野線
H14. 8 音羽一丁目マンション 東京都文京区 Ａ組 Ａ組 共同住宅 19,502m2 有楽町線
H14. 8 Ｈ久米川 東京都東村山市 Ｍ建設 Ｍ建設 共同住宅 5,379m2 ＪＲ武蔵野線
H15. 1 Ｌ白金 東京都港区 Ｔ建設 Ｙ建築設計 共同住宅 12,000m2 南北線
H15. 3 府中宮西 東京都府中市 Ｇ建設 Ｇ建設 共同住宅 2,353m2 京王線
H15.11 西新橋Ｋビル 東京都港区 Ｔ建設 Ｉ設計 商業ビル 1,014m2 三田線
H15.11 葬祭ホール 東京都大田区 Ｋ建設 Ｋ建設 葬祭ホール 1,481m2 東急線
H15.12 Ｇ大和 神奈川県大和市 Ｏ建設 Ｂ設計 共同住宅 9,293m2 相鉄線
H16. 1 Ｃ浅草 東京都台東区 Ｉケン Ｉ設計 共同住宅 4,075m2 浅草線/銀座線
H16. 4 ０代官山 東京都渋谷区 Ｓ建設 Ａ設計 共同住宅 2,491m2 日比谷線
H16. 7 Ｙビル 東京都豊島区 Ｓ建設 Ｓ建築設計 共同住宅 2,000m2 東上線
H16. 7 Ｐ白山 東京都文京区 Ｔ建設 Ｍ設計 共同住宅 1,027m2 三田線
H16. 9 春日２丁目計画 東京都文京区 Ｍ建設 Ｅ建築設計 共同住宅 4,683m2 丸の内線
H16.11 恵比寿南３丁目計画 東京都渋谷区 Ｉケン Ａ設計 共同住宅 5,152m2 日比谷線
H16.12 日本橋横山町 東京都中央区 Ｉケン Ａ設計 共同住宅 8,645m2 浅草線

効果

実施例における振動減衰効果

63Ｈｚ前後における振動測定結果と減衰量
　 振動測定値 実測減衰量 設計測定減衰量 減衰量比較
設計値−実測
　 周波数 施工前 施工後
Ｚ成分 ５０Ｈｚ ６３ ４７ １６ ６ −８
６３Ｈｚ ６３ ５５ ８ １０ ＋２
８０Ｈｚ ７３ ５４ １９ １５ −４
ＸＹ成分 ５０Ｈｚ ６９ ４０ ２９ １９ −１０
６３Ｈｚ ６５ ４５ ２０ ２２ ＋２
８０Ｈｚ ７１ ４２ ２９ ２５ −４

（ｄＢ）
注）減衰量比較で、マイナスのものは設計値よりも実測値が上回っていることを示す。

当社製特殊防振ゴムの仕様

　形状・寸法 幅×長さ×厚さ＝１０００×２０００×２５ｍｍ
　バネ定数 ４５±１０ｋＮ／ｃｍ
　圧縮永久歪み ２５％
　引張り強さ ２４５Ｎ／ｃm2以上
　吸水率 １．５％以下

価格

　 材質 サイズ 設計価格
材料 防振バラストマット ２５ｍｍ×１ｍ×２ｍ １０,０００円／m2
発泡ポリエチレン ５０ｍｍ×１ｍ×２ｍ ７,０００円／m2
標準施工費
　 部位 材質 厚み 設計価格
施工費 床部 ゴム ２５ｍｍ（２５ｍｍ板１層） ６,０００円／m2
５０ｍｍ（２５ｍｍ板２層） ９,０００円／m2
７５ｍｍ（２５ｍｍ板３層） １２,０００円／m2
壁部 ゴム ２５ｍｍ（２５ｍｍ板１層） １１,０００円／m2
５０ｍｍ（２５ｍｍ板２層） １４,０００円／m2
７５ｍｍ（２５ｍｍ板３層） １８,０００円／m2
発泡ポリエチレン ５０ｍｍ（５０ｍｍ板１層） ６,０００円／m2

施工費は、ＧＬよりの深さ等々により変わってきます。

特許公報

特許番号　特許第3373834号 　（P3373834）

発行日　平成15年2月4日（2003.2.4） 登録日　平成14年11月22日（2002.11.22）
出願番号 特願2000-138436（P2000-138436）
出願日 平成12年5月11日（2000.5.11）
公開番号
公開日
審査請求日		 特開2001-317075（P2001-317075A）
平成13年11月16日（2001.11.16）
平成12年5月22日（2000.5.22）
特許権者 594082604
真柄建設株式会社
石川県金沢市彦三町1丁目13番43号
特許権者 592069562
日東化工株式会社
神奈川県高座郡寒川町一之宮6-1-3
発明者 朝倉　浩史
石川県金沢市彦三町1丁目13番43号 　
真柄建設株式会社内
発明者 菊地　武志
神奈川県高座郡寒川町一之宮6-1-3 　
日東化工株式会社内
代理人 100097928
弁理士　岡田　数彦
審査官 深田　高義

【発明の名称】　建物の基礎構造

【特許請求の範囲】
【請求項１】　鉛直荷重を支持する建物の基礎構造であって、コンクリート造の基礎本体と、地盤から伝わる振動を減衰させる ゴムシートとから主として構成され、前記ゴムシートは、５〜５５ｋＮ／ｃｍのバネ定数を有し、かつ、１０〜１００ｍｍの厚さを有し、 しかも、その剪断弾性係数が、０．８〜１．５Ｎ／ｍm2であり、そして、前記基礎本体の底面全体に亘って敷設されていることを 特徴とする建物の基礎構造。


ページの先頭へ